間宮祥太朗「劇場版 ACMA:GAME」が大コケを不安視される理由 「原作漫画と世界観が異なる」との声も

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

日テレ以外も

「2016年10月期にドイツの刑事ドラマをリメイクした『THE LAST COP/ラストコップ』を唐沢寿明の主演でドラマ化、さらに映画化しました。この時は唐沢と所属事務所の研音の推しもあって映画化したのですが、大赤字となったため担当のプロデューサーは辛い立場に置かれてしまいました。また、最近では21年4月期にやはり日曜ドラマ枠で放送された『ネメシス』(主演・広瀬すず、櫻井翔)は平均視聴率8・6%とそこそこでしたが、昨年『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』が公開されたものの、ほとんど話題になりませんでした」

 もちろん、ドラマの映画化で失敗したのは日テレに限った話ではない。

「16年7月期に放送された向井理が主演の『神の舌を持つ男』(TBS)は放送終了直後に劇場版の公開が発表され、この年の12月に松竹の製作・配給で公開されました。興行収入はたったの1億円だったそうです。もっとも、TBSは映画には出資していなかったそうですが……」

 ドラマの視聴率は平均5・6%だった。ちなみに劇場版の正式タイトルは「RANMARU 神の舌を持つ男 酒蔵若旦那怪死事件の影に潜むテキサス男とボヘミアン女将、そして美人村医者を追い詰める謎のかごめかごめ老婆軍団と三賢者の村の呪いに2サスマニアwithミヤケンとゴッドタン、ベロンチョアドベンチャー! 略して…蘭丸は二度死ぬ。鬼灯デスロード編」だった。やけっぱちと言われても仕方ないほど長いタイトルだった。

 一方、映画化が流れたドラマもある。

民放ドラマの劇場版が盛りだくさん

「15年7月期に放送された『HEAT』(フジテレビ/カンテレ制作)はEXILEのAKIRAが主演した消防士のドラマで、放送開始前に映画化が発表されていました。ところが、プライム帯の連ドラにもかかわらず視聴率は平均3・8%、第6話では2・8%を記録して、メディアは“21世紀最低の視聴率”と報じました。さすがにこの数字では映画化も白紙となりました」

 今後は「アクマゲーム」のみならず、各局ドラマの劇場版が公開される。

●「室井慎次 敗れざる者」10月11日公開
●「室井慎次 生き続ける者」11月15日公開
1997年に放送された織田裕二・主演「踊る大捜査線」(フジテレビ)のスピンオフ映画の2部作。主演は柳葉敏郎。

●「劇場版ドクターX」12月6日公開
2012年にスタートし21年まで7シリーズが放送された米倉涼子・主演「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日)の劇場版。

●「映画 グランメゾン★パリ」12月30日公開
2019年10月期に放送された木村拓哉・主演「グランメゾン★東京」(TBS)の劇場版。

●「劇映画 孤独のグルメ」2025年1月10日公開
12年より放送されている松重豊・主演「孤独のグルメ」(テレビ東京)の初の劇場版。松重は監督・脚本も兼任する。

 はたして、上手くいくのは?

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。