「燃やしちゃろうかね」 北九州6人死亡火災、無職男の筋違いな犯行動機 「生活保護のため入居した物件でトラブルが」

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「燃やしちゃろうかね」

 これらの捜査が進む中、井上容疑者の異様な“犯行動機”も浮き彫りとなった。捜査関係者が明かす。

「井上は、中村荘に入居していたときに管理会社の担当者と家賃や生活態度などをめぐってもめていた。井上は知人に対し、担当者を名指しして“あいつは許せない。中村荘に火をつけて燃やしちゃろうかね”と繰り返していました」

 それが放火の直接的な動機だとすれば、

「トラブル相手への憎悪でアパートを全焼させたのは、筋違いも甚だしい。もめごとと関係のない住人が亡くなっているのです」

 当事者とされる管理会社は、

「お伝えできることはありません。すみません」

 いずれにせよ、6人もの命を奪った罪の重さは計り知れない。極刑に処されることになるのだろうか。

週刊新潮 2024年10月10日号掲載

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