「“周りの奥さんたちに恥をかかせられない”とブティックに」 元カージナルス・田口壮氏の妻が明かす、プレーオフの異様な熱気

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「普段は行かないブティックに」

 恵美子夫人が最も頭を悩ませたのは、観戦中のファッションだったという。

「敵地のスタンドは相手のファン一色に染まっているため、私たちは1カ所に固まり、周りをセキュリティーの方たちに囲まれて観戦していました。それでも相手のファンからは何かと注目されるので、カージナルスの奥さんたちも“地元に恥をかかせてはならない”と、パンツスーツにヒール、アクセサリーまでばっちり決めていました。私も普段はカジュアルな服装が多いのですが、10月になると“地元ばかりか、周りの奥さんたちにも恥をかかせてはいけない”と悩みながら、普段は行かないブティックに通っていました」

 その上で、こう言うのだ。

「活躍されている選手の奥さんは目立ちますし、責任も増えることでしょう。けれど、プレーオフは奥さん同士の絆がぐっと深まります。大谷選手のご活躍と笑顔の真美子さんを、テレビなどで拝見できるのを楽しみにしております」

 厳しいながらも楽しみな日々。大谷は夫婦そろって11月まで“ヒリヒリ”と過ごすことができるだろうか。

 前編【「プレーオフで力を発揮するのは“お調子者”」 元メジャーリーガーたちに聞いた「大谷翔平に求められる役割」】では、シーズン中とは勝手が異なるポストシーズンの戦い抜き方について、元メジャーリーガーだからこそ分かる「裏側」を明かしてもらった。

週刊新潮 2024年10月10日号掲載

特集「大谷翔平&真美子夫人は『悲願のポストシーズン』をどう戦うべきか」より

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