「グッド!モーニング」視聴率好調でも「コメンテーター」7名を一掃 川合俊一も“卒業”させられたテレ朝「制作費削減」の大波

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コメンテーターを見直すきっかけに

「彼らはそれぞれ専門分野のスポーツのニュースがあるときにはしっかり解説していましたが、スポーツニュース以外でコメントしていた印象は薄い。スポーツコメンテーターはほとんど機能していなかったと言っていいでしょう。オリンピック期間中でもないのに毎日、毎日、よくこれだけ使っていたなというのが正直なところです」

 同じテレ朝でも「グッド!モーニング」の後に放送している「羽鳥慎一モーニングショー」は、パリ五輪の期間中のみユニークな解説者を立てていた。それに関しては、8月9日配信のデイリー新潮「【パリ五輪】『情報番組』戦争は『羽鳥慎一モーニングショー』の圧勝 “人気俳優に卓球通のピン芸人”…『異色すぎる解説者の人選がハマっていた』」で報じた。

「今後は『グッド!モーニング』もスポーツの結果などを“ニュース”として伝え、深掘りするネタの時には特別に解説者を招くことになるのでしょう。これを機に他局でもコメンテーターを見直す番組が出てくるかもしれません」

 一方、テレ朝では、有働由美子アナ(55)がメインキャスターを務める報道・情報番組「有働タイムズ」が10月6日にスタートする。番宣を見る限り、“ナスD”こと友寄隆英ディレクターと米国グランドキャニオンに行ったり、大谷翔平が所属するドジャースタジアムの前でテンションを上げる彼女の姿が映し出されたりしている。こちらの制作費は使い放題なのだろうか。

「『有働タイムズ』の場合、有働アナ以外の出演者は、局アナやテレ朝関係者が中心です。ナスDもテレ朝の社員ですし、コメンテーターの千々岩森生さんは同局の政治部官邸キャップ、準レギュラーの玉川徹さん(61)も昨年まで社員でした。スポーツキャスターの元プロビーチバレー選手・浅尾美和さん(38)、お天気コーナーの片岡信和さん(39)はフリーですが、いずれもテレ朝でレギュラー番組を持っているので、ギャラ交渉もしやすかったはずです。つまり、有働アナ以外はしっかりとギャラが抑えられています」

 はたして、「グッド!モーニング」の節約リニューアル、「有働タイムズ」のひとり豪華は、どちらに軍配が上がるのだろう。

デイリー新潮編集部

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