「愛が終わった」と立民を離党…福井1区のスピリチュアル系「女性候補」、削除された「下品すぎるX投稿」の中身と、本人が語った“オカルト批判”への反論
Xの投稿内容に批判
ヒーラー問題については後でも詳述するが、衆院選の出馬表明でヒーラーの肩書を使った新聞記事は確認できなかった。各紙の報道を見ると、「マッサージサロン」と「民泊」を経営していると伝えたようだ。
西山氏の出馬が報じられると、X(旧Twitter)は大騒ぎになった。《どーすんだ、コレ》、《うわ、なにこいつ》、《立憲民主党ってのはココまで人材不足だったんだ》、《立憲の身辺調査ガバガバ過ぎる》──という具合だ。一体、何があったのか、担当記者が言う。
「西山さんは10月中旬、自身に寄せられた様々な質問に対し、Xで回答を行いました。そもそも西山さんには、Xのポストの内容について批判する声が散見されたのです。例えば絵文字が非常に多用されており、やはり国政を目指す人物の投稿には見えません。数々の批判に西山さんは反論しようと考えたのでしょう。西山さんは疑問の声をリポストなどで引用するのではなく、自分で『何で絵文字いぱい使うの?下品や』などと要約して引用し、『下品て見えるに使った貴方の物差しはどこから来たのかしら』と自分で回答したのです」
絵文字の多用もそうだが、《いぱい》、《下品て見える》、《使った貴方の物差し》といった独特の日本語表現も興味深い。
問題投稿に騒然
「さらに『なんでSNS沢山出すの?』という質問も自分で記述し、自分で《出すんやなくて出ちゃう》、《愛やから》、《あたいの御出産》、などと回答したのです。10月19日現在、この投稿は削除されているようですが、以前に表示されていたのは確認していますし、今でも拡散を続けています。もちろんXでは表現が下品ではないのかと問題視する意見が殺到したのです」(同・記者)
西山氏のQ&Aには「どやたらそんな動けるの?」という質問項目もある。なかなか意味を汲み取りにくいが、多分、「なぜ出馬したのか? なぜ立候補者として選挙区内を走り回っているのか?」というニュアンスのようだ。
その回答は、《伝えたくなた政治が希望やてんなてわたしたちが希望やてんなてみちゃたんキラキラやうちら》となっている。こうなると暗号に等しく、判読すら難しい。
もちろん新聞社が西山氏の発言をそのまま伝えることはない。仮にも衆院選に立憲民主党の公認候補として出馬する予定なのだ。オブラートに包むようにして記事にしており、その一例を毎日新聞の福井県版からご紹介しよう(註4)。
《会見では「福井から今の社会をひっくり返したい」と語り、重点政策として、インボイス制度の廃止や農林水産業の振興などを挙げた》
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