年収1000万円でも「生活ギリギリ」 “700円マック”人気が象徴する米国「超・二極化」現地レポート

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 コロナ禍からの回復を見せつつも、物価高とインフレが中間層を圧迫……。米国の個人消費は現在「超・二極化」に揺れている。日本にも波及すること必至の米国の現状を、消費経済アナリストの渡辺広明氏がレポートする。

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 9月22日から1週間ほど、取材視察のためにアメリカ・ニューヨークを訪れていた。

 アメリカは、コロナ禍後のサービス消費の急増、人材確保のための賃上げ、それによるさらなる消費拡大と物価の上昇……という循環で、景気は回復傾向にある。...

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