「ハリス勝利」でも米国は“格下げ”危機なのに…「もしトラ」が引きおこす“デフォルト危機再燃”と“国際経済の悪夢”

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経済状況の悪化を示す指標が目立つ

 11月5日の米大統領選挙まで残り約1カ月となった。ハリス副大統領とトランプ前大統領の支持率は依然として拮抗し、予断を許さない情勢が続いている。勝敗の鍵を握るとされる無党派層の関心は足元の経済状況だろう。

 米国では消費者や製造業の景況感の悪化を示す指標が目立ち始めている。

 米民間調査機関コンファレンス・ボードが発表した9月の米消費者信頼感指数は98.7と、3年ぶりの大幅な落ち込みとなった。このところ労働市場が減速し、長期化する生活費高騰と相まって消費者心理を圧迫しているためだ。...

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