幻の“中日・井端監督”報道に渦巻く思惑とは? 立浪監督は「やらせたくない」…でも3年後は既定路線

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中日は「井端監督」をキープか

 背景には中日球団の井端氏に対する評価の高さが変わっていないことがあるのだろう。

「現役晩年は巨人でプレーしましたが(大幅減俸提示を不服として巨人に移籍した過去は)球団のコストカット策の犠牲者と捉えられており、何より中日の黄金期を築いた功労者です。以前から指導者での復帰を求める声は多かったのですが、代表監督になったことでより強まっています。立浪監督の次の監督の任期は長くても再来年いっぱいでしょう。井端監督へのつなぎの意味合いが強いものになるとみています」(同)

 中日スポーツの記事では、井端監督の古巣への思いがこう強調されている。「『必ず恩返ししたい』と中日に人一倍愛着があり、ファンの待望論も重なって低迷期が続くチーム再建に尽力したい思いは強い」

 代表監督の仕事が先に舞い込んできたため今季はなれないが、いずれは中日監督になる――。中日ではいまだ来季監督が発表されていない中で、27年からの井端新監督をキープしたということか。次の次の監督人事は最早、既定路線に近いものがあるようだ。

デイリー新潮編集部

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