完成度は「カメ止め」超え 「侍タイムスリッパー」を支えた「時代劇の聖地」と“兼業農家監督”の情熱

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 自主制作映画「侍タイムスリッパー」の上映館が150館に迫ろうとしている。8月17日から始まった一般公開は、当初は池袋シネマ・ロサ(東京・豊島区)、たった1館での上映だったが、完成度の高さからSNSや口コミで情報が拡散。いまや第2の「カメ止め」といわれている。

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 テレビ業界の制作部やドラマ部でも「“サムタイ”見た?」が挨拶代わりになっている――と話すのは民放プロデューサーだ。

「すでに『サムタイ』のいい席はチケットがなかなか取れず、ようやく見ることができました。...

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