「自分はアスペ?」診察に来た27歳男性を前に、精神科医が尋ねたこと、考えたこと
その日、精神科医で医学博士の西多昌規氏の診察室を訪れたのは、27歳の男性会社員。職場で「お前は本当に空気読めないな。アスペなんじゃないか」と言われ、検査を求めやってきたのだった。年々増えているという「大人の発達障害」。西多医師が実際に臨床現場で出会った青年を例に、その診察風景やアスペルガー障害(正式名:自閉症スペクトラム症)の症状・特徴について解説する。
(前後編の前編)
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※この記事は、『自分の「異常性」に気づかない人たち』(西多昌規著、草思社)の内容をもとに、一部を抜粋/編集してお伝えしています。...