「小室圭さんがUSスチール買収に関与」報道を宮内庁はどう見ているか

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現職大統領も候補も反対

 日本製鉄によるUSスチールの買収については、成立発表後にアメリカ国内で大きな反対運動が巻き起こっている。買収には米大統領選を戦う民主党候補のハリス副大統領と共和党候補のトランプ前大統領が共に反対し、加えて全米鉄鋼労働組合も反発。買収実現にハードルが高まる中、意外な人物の名前がクローズアップされている。買収交渉に関与する可能性があるということから秋篠宮家の長女・眞子さんの夫でニューヨーク州弁護士・小室圭さんの存在に注目する向きがいるというのだ。買収が報じられた昨年には現代ビジネスが取り上げ、直近では9月18日のNEWSポストセブンが、小室さんがこの件の「キーマン」となる可能性を報じている。

 日本製鉄によるUSスチールの買収が発表されたのは昨年12月のこと。買収額はおよそ2兆円。順調に進むかと思われた買収劇は、米大統領選を戦う民主党候補のハリス副大統領と共和党候補のトランプ前大統領が共に反対し、加えて全米鉄鋼労働組合も反発することで暗礁に乗り上げているようだ。

小室さんの担当部署

 米ローウェンスタイン・サンドラー法律事務所で働く小室圭さんは、「CFIUS」という分野を受け持っている。CFIUSは米政府の委員会で、外国資本によるアメリカ企業の買収・合併の審査にあたっている。「外国資本によるアメリカ企業の買収」と聞いて思い出されるのが、日本製鉄によるUSスチールの買収だろう。

 この買収をめぐっては、バイデン大統領が計画阻止に動くとされてきたが、国家安全保障上の問題をクリアできるか否かも含めて、買収にゴーサインが出るかどうかは11月の米大統領選挙後に持ち越される見込みだ。

「買収プランがややこしくなっていることもあり、救世主的な存在を求める声があるため、小室さんが取り上げられている印象もありますね。ただ、そもそも買収交渉の際、日本製鉄側のアドバイザーを務めたのはローウェンスタイン・サンドラーではなくRopes & Gray(ロープス&グレイ)だったと報じられています。ローウェンスタイン・サンドラーがロープス&グレイを引きはがして自分たちのところに仕事を引っ張ってくることができるのかということに注目が集まっています」

 と、担当記者。

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