「麻生氏」に頭を下げ、裏金問題で離党の「元安倍派重鎮」と面会…窮地の「小泉進次郎氏」に「お父さんのようなカリスマ性はないね」の声
「力を貸してください」
総裁選で大きな期待をかけられていた、小泉進次郎衆院議員の“凋落”が顕著となった出来事だった。
9月24日に進次郎氏が麻生派の領袖である麻生太郎副総裁と約30分、面会したと報じられたのだ。報道によれば、議員票の積み増しに関し、「力を貸してください」と頭を下げたという。
【写真】「メッチャ美人!」の声続々 対抗馬・石破氏が大学時代に“一目ぼれ”した妻・佳子さんの秘蔵写真
日本テレビの党員・党友調査では、石破茂衆院議員が約31%の支持を得てトップ、さらに約3%差で高市早苗衆院議員が続き、進次郎氏は現状3位に甘んじている。しかも、約14%と石破氏とはダブルスコアをつけられてしまった格好だ。
そこで小泉氏が力を入れているのが議員票の獲得だ。この3名のうち上位2名による決選投票は確実な情勢ゆえ、まずは決選投票に残ることが最初の関門となる。上記の通り、党員・党友票で差をつけられている進次郎氏としては議員票を伸ばしていくことでしか、決選投票に残ることはできない。
実は永田町では麻生氏との面会の「日付」が注目されている。
なぜ24日に会ったのか。
今回の総裁選、党員・党友の投票は26日が締め切りとなっている。投票方法は郵便投票か、投票所での直接投票となる。そのため、投票は24日までに済ませることが推奨されている。実際、自民党のHPには下記のような「注意事項」が記されている。
「なぜ麻生氏に会えたのか」
〈党員投票は、(1)郵便投票(往復はがき)による方法(2)投票所における直接投票、もしくは(1)と(2)の併用で行われます。郵便投票は各都道府県選挙管理委員会から届くはがきに、候補者名を記入して投函します。投票は9月26日(木)までに、各都道府県管理委員会が指定する郵便局に到着したものをもって締め切られます。届くまで少なくとも中1日以上かかることから、党本部総裁選挙管理委員会では党員・党友等の有権者に対して、9月24日(火)午前までの投函を呼び掛けています。〉
つまり、党員の多くは24日までに投票を済ませている。そこから候補者がどのような動きをしても基本的には党員票には影響しない。
永田町関係者が言う。
「進次郎さんは“姑息だ”と見られていますよ。裏金問題で多くの派閥が解消された中で、かねて改革派を自称し、派閥に所属してこなかった点が進次郎さんのアドバンテージだったはずです。しかし、背に腹は代えられず、派閥政治の権化ともいえる麻生さんと面会した。当然、党員へ与えるマイナスイメージは計算していたはずです。それが投票行動に影響しないよう、投票が終わった24日に会いに行ったということなんでしょう」
さらにもう一つの疑問がある。「なぜ麻生氏に会えたのか」という点だ。
[1/2ページ]