高市早苗氏のネックは「ブラックな応援団」 裏金問題で批判された面々が支援【総裁選】

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旧安倍派だらけ

 そんな高市氏がやはり最後に頼ったのは、裏金問題の震源地である旧安倍派だった。

「高市陣営は、20人の推薦人のうち14人が旧安倍派。他の陣営はゼロないし1桁ですから、その数は突出しています」(前出・デスク)

 先の自民党関係者が声を潜めて言う。

「高市氏は党員資格停止中の西村康稔前経産相にも支援を要請。西村氏は旧安倍派を中心に推薦人集めに一役買ったと聞いています。また、選対本部には西村氏の秘書が派遣されています」

 さらに、

「同じく党員資格停止中の下村博文元政調会長が、フェイスブックで高市氏支持を表明しています」

 裏金問題で批判の矢面に立った、旧安倍派幹部からの支援も受けているというのだ。

「私も裏金議員と呼ばれる代表的な一人」

 当の下村氏本人が語る。

「自分たち旧安倍派の不記載の問題で、高市さんにご迷惑をおかけしたくはありません。高市さんに何か配慮を求めたこともありません。ただ、安倍さんと同じ保守的な国家観を持つ高市さんを応援したいという思いで支援させていただいています。私も裏金議員と言われている中の代表的な一人。そのことで、マスコミに批判的に書かれては高市さんにとってはマイナスでしょうから、私の知り合いの方々に限って、PRするようにしています」

 裏金議員も受け入れた高市氏は決して一人ではない。しかし、それが正しい結果を導くか否かは、27日の投開票で判明しよう。

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週刊新潮 2024年9月26日号掲載

特集「前例なき乱戦の自民党総裁選 小泉進次郎 3つの急所」より

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