「祖父の邸宅を勝手に売り払い選挙資金に」 斎藤知事が起こした相続トラブルを親族が激白

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突如テレビに連続出演

 すでに政治家として詰んでいるのに、この期に及んでまだ己を正当化する主張ばかりしている、兵庫県の斎藤元彦知事(46)。以前コメントをご紹介した、4年前に絶縁したという親族もあきれ果てているようで……。

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 およそ半年前からパワハラやおねだりなどの疑惑を告発した文書が報じられていた斎藤知事の不信任決議案が、ついに9月19日、全会一致で可決された。すると、彼は翌20日から突然、立て続けにテレビへ出演した。

 中でも全国ネットの「ウェークアップ」(日本テレビ系)は、斎藤知事が約30分間にもわたってアナウンサーの質問に一対一で答える異例の構成で、物議を醸した。結果として彼のアピールの場として利用されたのではないか、というのだ。

「みんなで別荘として使うつもりでいたのに……」

 目下、もっぱら「おねだり」癖が有名になってしまっているが、もともと斎藤知事は裕福な家の出だ。富裕な実業家だった母方の祖父から、元兵庫県知事(1962~70年)の故・金井元彦氏にあやかって、同じ“元彦”の名前を授かっている。

 関連記事【斎藤知事はなぜ親族から絶縁された? 「お年玉を渡したが…」「官僚になって変わってしまった」】では、斎藤家が4年前にそんな祖父の遺産を巡る相続争いを起こし、親族から絶縁されていた事実を報じた。不信任案が可決された後、改めてこの親族を訪ねると、

「自分の気持ちだけで解散なんてしていいのか、天に向かって尋ねてほしい。それにかかる税金を何だと思っているのでしょうか」

 議会の解散を仄(ほの)めかしている彼にこう憤った。そして、相続争いの舞台となった祖父の邸宅は、

「孫が集まるために、みんなで別荘として使うつもりでいたのに……」

 が、知事選の資金にするため、勝手に売り払ったそうだ。

「みなさんの反面教師に」

「モト君(斎藤知事)はご両親も一目置くほど勉強ができる、いい子でした。“他人の気持ちを考えなさい”なんて叱られた経験が皆無のまま、他人の気持ちが分からない大人になったのでしょう」

 親の育て方が、今回の騒動に大きく影響しているとみる。

「彼の言動を見ていると、“勉強さえできればそれでいい”わけではないのだと、教えられました。その意味で、子育てについても、政治の世界においても、みなさんの反面教師になればいい。だから今、矢面に立っているのも致し方ないと思います」

 9月26日発売の「週刊新潮」では、その“素顔”について、テレビ連続出演の裏側とともに報じている。

 さらに、関連記事【斎藤知事はなぜ親族から絶縁された? 「お年玉を渡したが…」「官僚になって変わってしまった」】では、親族が語った斎藤知事の“変質”のきっかけについて報じている。

週刊新潮 2024年10月3日号掲載

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