別れから新たな恋、尊敬から愛情へ…元女子バスケ日本代表・中川聴乃さん、37歳で「流れに身を任せて」結ばれたお相手は

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“尊敬”が“愛情”に

 英之さんは22年、愛知県豊橋市のプロバスケットボールチーム「三遠ネオフェニックス」のGMに就任。バスケに携わることで聴乃さんに連絡を取ったり、会ったりする機会が増えた。

「試合の流れの考え方など、トップレベルでやってきた人にしか分からないことがある」と英之さんは感じた。それでも聴乃さんいわく、「1年ぐらいたつと私に意見するように。でも、議論するのは面白かった」。先輩の事務所所属、というフィルター越しに見ていた聴乃さんを徐々に身近に感じ始めた英之さん。やがて、彼女が仮死状態で生を享けたこと、積んできたキャリア、女子ながら男子のBリーグの解説をする先駆者となった話などを聴くうち、尊敬が愛情へと飛躍する。

言われるがままに結婚!?

 聴乃さんも30代半ばに差しかかり、恋愛や結婚について「流れに身を任せてみようという境地」になっていた。その流れの中に見事、彼がいたのだ。

 結婚話は急展開する。英之さんが「(23~24年の)シーズンを終えたら俺の両親にあいさつに行くから」と聴乃さんに告げたのだ。翌年のシーズンオフやそれ以降の状況を踏まえて「披露宴会場も押さえておいたほうがいいな」とも。聴乃さんにとっては言われるがままに、結婚への流れが進んでいった。英之さんが“2度目”になるため、聴乃さんは「え、披露宴挙げるの?」と聞いた。「そりゃそうだろ、あなたをみんなに見てもらわなきゃいけないし」と英之さん。

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