繁華街の居酒屋に「愛想の悪い日本人店員」が増加中…そんな「サービスの劣化」を歓迎すべき理由
サービスのやりすぎ
私には、日本人の飲食店店員はとにかく丁寧、そしていつも笑顔で接客する、というイメージが根強くあった。だが、今年の8月から9月にかけ、東京・渋谷に滞在し、飲食店を利用する中で、そのイメージは脆くも崩れ去った。渋谷マークシティ周辺の居酒屋の日本人従業員が、どこも軒並み不愛想だったのである。ちなみにそれらの店は、知る人ぞ知る名店というよりは、「まぁここでいいか」と妥協案として入るような店で、さらにインバウンド客も相手にしている、いわば大衆的な飲食店である。...