熾烈を極めた「吉田茂vs.鳩山一郎」の政権抗争 松野頼三氏が亡くなる直前に明かした「2人の関係」

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「新憲法発布、サンフランシスコ講和条約締結」の吉田茂氏と、「日ソ国交回復、国連加入」の鳩山一郎氏。いずれ劣らぬ功績の持ち主とされる2人の総理は、激しい政権抗争を繰り広げたことでも知られる。その関係性は「宿敵」とも称されたが、国会議員だった父親が抗争の仲裁役を果たしていた松野頼三氏は「抗争は個人間のものではなかった」と語った。その当時、頼三氏は89歳。取材後、記事の編集作業中だった2006年5月10日に死去し、掲載誌を目にすることはなかった。

(「新潮45」2006年6月号特集「昭和史13のライバル『怪』事件簿 吉田茂×鳩山一郎『総理の椅子が引き裂いた友情』」をもとに再構成しました。...

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