「国を汚すのか」子供に路上で“大”をさせた中国人に韓国社会のドン引き 若年層で“嫌中”高まる

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「人の糞で他国を汚すのか」

【前後編の前編/後編を読む】大火災の遺族にありえないバッシング…韓国人の“中国嫌い”は危険水域に それでも依存し続けるジレンマが

 韓国も猛暑に見舞われた8月末、ネット上で1枚の写真が話題になった。手にティッシュを持ち、駐車場の木の横に立つ女性。その傍らでは、彼女の娘と見られるツインテールの女の子がしゃがんでいた――。

 撮影者が明かしたところによると、場所は済州島(チェジュド)の水族館の駐車場。女の子はここで“大”をしていたのだ。娘が用を済ますと、母はその上に適当にティッシュをかぶせ、悪びれもせず立ち去ったという。

 実はその2カ月前にも、済州道のある繁華街で、同じような写真が撮影されていた。人々が行き交う通りの真横の路上で、やはり男の子がしゃがんで“大”をしているものだ。その隣では、母親と思しき女性が立っている。この写真をネットに投稿した撮影者は、彼らが中国人観光客だったと明かした。「韓国人は子犬の糞もきれいに処理していくのに、中国人はなぜ人の糞で他国を汚すのか」とコメントしている。

 本記事ではモザイクで隠しているが、母親と思われる女性の表情にも非難が集まっていた。申し訳なさや慌てた様子もなく、あたかも「当たり前なこと」という空気が伝わってくるためだ。

トイレは近くにあるのに…… 

 多くの韓国人は、この写真にショックを受けている。いわずもがな、人目のある路上で“大”をするなど、常識的に考えられないからだ。

 済州島の水族館の一件も、中国人観光客によるものと推定されている。だが、こちらは周辺にトイレがないわけでもない。駐車場から少し歩けば館内に複数のトイレがある。済州の繁華街にしても、公衆トイレはもちろんあるし、コーヒーチェーン店などでは客以外にもトイレを開放している。少し我慢させれば、子供はトイレで用を足すことができる環境なのだ。

 この2つの写真をきっかけとして、韓国ではネットニュースやSNS上などで、“嫌中”の機運が高まった。

 もちろん、多くは「一部の行動から、中国人全体を評価するのはよくない。写真の人たちもなんらかの事情があったかもしれない」とは考えている。とはいえ、韓国人の感覚からすれば、写真の振る舞いは生理的に受け入れられないのも事実。中国人に対して否定的な感情を抱いてしまう。

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