阿部定の素顔 まるでどこかのスター、三橋美智也のファンで後援会にも、気まぐれな人…どんな晩年を過ごしたのだろうか

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第1回【「阿部定」はどこへ消えた…66歳の時「ショセン私は駄目な女」の書置きを残し失踪、住民票は削除、死亡届なしの謎を追う】のつづき

 数々の小説や映画で描かれ、いまも人々の記憶に残る“猟奇殺人事件”の犯人といえば、阿部定。1936(昭和11)年5月に東京の待合で愛人を殺害し、その遺体の局部を持ち去った女性である。出所後は一時偽名で生活していたものの、訴訟をきっかけに再び“表舞台”へ。消息が途絶えたのは1971年だった。現在も世間の関心が衰えないこの“有名人”は一体どこへ消えたのか。...

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