高1の時、クラス全員から無視されて…1人で食べた母の弁当「ごはんですよ!」に号泣

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逃げて正解だった

 でも、私はこういう性格なんで、友達が欲しくてしょうがない。それで、2年になったら、たまたま声をかけてきた子と、急速に良くなりました。もうそこからは“コギャル”一直線で、やまんばみたいな格好をしていました。

 ルーズソックスをガンガン履いて、校則をバンバン破って……。親としては、「もう学校に行ってほしいけど、こうなってほしいとは思わなかった」と残念そうでした。ただ、母親は「友達と楽しそうだから、もうそれならいいや。人様に迷惑さえかけなければいい」と、かなり寛容に見てくれましたね。

 すごく楽しい高校生活を2年送って、そのまま、本当に“パリピ”な感じになっていきました。その後、ファッション雑誌などに出させてもらうようになったんです。

 振り返ると、あのまま最初の高校にいたら、本当にヤバかったです。狭い世界にいて、そこから逃げ出した形になりましたが、逃げて正解だったなと思います。母親からは「あなたは悪いことをしていない。自信をもっていきなさい」と言われて、その言葉は支えになりましたね。

 第6回は、クラリオンガールに選ばれ、芸能界入りした当時を振り返る。

原千晶
1974年、北海道生まれ。94年、「クラリオンガール」に選ばれ芸能界デビュー。2011年、「よつばの会」を設立。

デイリー新潮編集部

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