「桜の花は見られない」余命宣告された森永卓郎が独白 「延命にこだわらない私が月100万円の治療を受ける理由」 資産の終活のウラ側も
父が亡くなった後の苦い経験
亡くなった親の遺産がどこにあるのか分からない。そんな経験をした方も多いはず。余命宣告を受けた経済アナリストの森永卓郎氏(67)がまず案じたのは残される家族の苦労だった。預金や株、膨大な本やコレクションはどうする? ご本人が資産の「終活」を書き記す。【前後編の前編】
***
投与した抗がん剤が体に合わず、私は昨年末に死の淵をさまよった。一命を取りとめた私が思ったのは、資産整理を進めねばということだった。父が亡くなった後の苦い経験があったからだ。...