【特別読物】「救うこと、救われること」(3) 石井光太さん
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石井光太さんは、アジアのスラムや震災直後の遺体安置所などを、現場に身を置いて取材し、少年犯罪や教育問題も精力的にルポしています。そんな石井さんにとっての「救い」はまさにその現場にありました。
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この10年ほど、少年犯罪や事件の取材をする中で、当事者である少年たちの友人関係やコミュニケーションのありようが、僕の子ども時代とは違っていると感じてきました。
この違和感はなんだろうと、いろいろな人に聞いているうち、これは事件の当事者だけでなく、一般の人々の間でも起こっている変化だと感じたんです。...