中1少女に性的暴行容疑で逮捕の元議員の素顔 「極度の人見知り」「議員バッジが好きなだけ」

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 大阪府箕面市長選で敗れた現職市長に、兵庫県のおねだりパワハラ知事。世間が“維新系”の政治家に向ける目は冷ややかだ。

 その視線がいっそう冷たくなりそうなのが今回の事件。日本維新の会の元代議士、椎木保(58)が、16歳未満と知りながら少女に性的な暴行を加えた疑いで逮捕されたのである。

「9月8日、警視庁新宿署が逮捕。10日に送検されています」

 と、社会部デスクが言う。

「8月20日の午後、椎木は東京・歌舞伎町の路上で、面識のない中1の少女に“2万円あげるから遊ぼう”と声をかけた。一緒に入った歌舞伎町のカラオケ店で犯行に及んだとみられ、カラオケ店店長が“男女二人が怪しい動きをしている”と通報し、発覚しました」

 元代議士は駆け付けた警官をよそに、

「任意同行に応じず現場を立ち去っている。そのあと時間をかけた捜査の末、逮捕に至ったわけです。当人はカラオケボックスに女の子と二人で入ったことは認めつつ、性的暴行については否認しているそうですが……」

 警察発表では、容疑者は職業不詳で千葉県浦安市在住。このあたりから、元代議士の流浪人生が透けて見えてくる。

議員バッジが好きなだけ

 代議士を2期務めた椎木容疑者は目下、“浪人中”だった。維新議員の秘書によれば、

「2021年の衆院選で落選したあとの彼の動向は知られていませんでした。元支援者に街でたまたま会った時も、“コンサルのような仕事をしている”と言い、足早に去ったそうですし」

 4年弱の在職期間には、

「党国対副委員長や震災復興特別委員会の理事などに就くも存在感はゼロ。議員バッジが好きなだけで、やる気が感じられる議員ではなかった。委員会の質問作成も秘書任せでしたから」

 改めて経歴をたどると、

「茨城県出身の彼は東海大学で教員免許を取得。卒業後に入った山一證券を短期間で退職しています。小中高校の教師を経て、茨城県鹿嶋市の教育委員会と市役所で勤務していました」

 転機が訪れたのは、12年。

「当時の橋下徹大阪市長に共感し、政治の世界に飛び込んだ。公募で維新の候補者となり、千葉13区で比例復活し初当選したのです。次の14年は大阪2区で落選したものの、翌年に繰り上げ当選しています」

 だが、17年と21年は比例復活も果たせなかった。

「党の都合でたらい回しにされた点は同情できますがね。とりわけ捲土重来を期した21年、大阪2区から千葉5区に回されたのは気の毒でした」

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