中国SNSに書き込まれた“異例の反応”とは? 「日本人学校10歳男児刺殺事件」に猛反発の声

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「このままでは中国が孤立する」

 深圳の事件に戻ると、SNSコメントからはもう1つ猛烈な反発を招いている要素が浮かび上がる。「子供を狙った」という点だ。

「容赦のない厳罰を」
「子供は無実。暴力反対」
「何があっても子供を攻撃してはならない」
「とても理不尽。子供たちと何の関係がある?」

「事件の全体像がわからないと何とも判断できない」という声には「10歳の子供のどこに非があるのか?」というレスがついている。近年は薄れてきているとはいえ、家族や一族の絆を重要視する中国の一般家庭では「子供と老人」に配慮する傾向がある。

 もちろん、事件を非難する声ばかりではない。中国ポータルサイト大手・捜狐(ソウコ)のアカウントが日本のニュースを引用し、「憎しみから弱者を攻撃するのは愛国心ではない。行き過ぎた感情は中国に孤立をもたらすだけだ」と訴えた動画には、「捜狐はどこの会社ですか?」というレスがついた。だが、「このままでは中国が孤立する」という声は他ユーザーからもこのように寄せられている。

「歴史を念頭に置くと、より重要なのは自らを強くして、国家の自信を高めること。肉切り包丁を手に取って同じことをすれば、世界はあなたから離れていく」

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