ベラルーシに「スパイの親玉」と名指しされた社長が激白 「拘束された中西さんは本当に普通の人」

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日本人を悪玉に仕立てた?

 元時事通信モスクワ支局長で、拓殖大海外事情研究所客員教授の名越健郎氏が言う。

「先月、欧米とロシアは双方が拘束するスパイを相互交換したのですが、その際も親ロ政権のベラルーシで拘束されたドイツ人スパイが含まれていた。プーチン政権からすれば、釈放してほしいロシア人スパイは大勢残っていますから、交換要員のスパイとして、西側勢力の一員である日本人を悪玉に仕立てたのかもしれません。経済が衰退し、世界の中でも日本人の存在感が落ちていますから、今後も不測の事態に巻き込まれる可能性があります」

 事前に特番の放送中止を求めたが、相手にされなかった日本政府。とても真相解明などできる状態ではなさそうだ。

週刊新潮 2024年9月19日号掲載

ワイド特集「危機一髪」より

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