「じゃあ付き合いますか」「じゃあって何!?」 “強烈ツッコミ”から始まった神戸市議・村上立真さん&唯さん夫妻の「結婚ウラ話」

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「俺は唯ちゃんと結婚すると思うてるで」

 唯さんの就職直後、世はコロナ禍に。職場と家の往復以外は何もできない唯さんがポツリ。「早く結婚したいなぁ」。それを聞いた立真さんは「俺は唯ちゃんと結婚すると思うてるで」。「そんなら早い方がええやん」と、周辺の期待に応えるように、式を挙げずに21年11月に入籍を果たす。

 だが、唯さんはあろうことかマリッジブルーに陥る。「もう実家のお風呂に入れないのかと思ったら寂しくなって」。とはいえ、実家はみそ汁も冷めない近さにある。「いつでも帰ってきたらエエやん」と母親にフォローされ、唯さんの憂色も治まった。

「あんたに票入れると思うな」

 昨年4月、立真さんは再選した。神戸市とパラオとの交流に取り組み、ウィップス大統領との面会も決定したことを機に、11月の新婚旅行先をパラオに決めた。しかし、大統領との面会日程が1週前にずれ、立真さんは視察と新婚旅行の両方でパラオまで計2往復。立真さんの高校の大先輩で、二人がともに懇意にする歴史学者の田辺眞人さん夫妻と一緒にシュノーケリングや夜中の海を楽しんだ。

「結婚披露宴は絶対に神戸で。神戸らしいロケーションの海のそばで」と決めていた二人。件の関テレの同級生が、二人が愛してやまぬオリックス・バファローズの人気選手からのコメントムービーを撮ってくれたほか、ウィップス大統領もサプライズムービーでコメントを寄せた。

「神戸空港の国際化でパラオへのチャーター便を実現させて、また行きたい」というのが共通の夢。今後、立真さんがさらに成長するには、妻の叱咤激励も必要となろう。実際、2期目の選挙前、些細なことでけんかした際に唯さんは、「あんたな、結婚したからゆうてあんたに票入れると思うな? 私も有権者やぞ!」とたんかを切った。

 いや、こんな支えがあればきっと、政治家としての背骨はシャンとしそうだ。

週刊新潮 2024年9月19日号掲載

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