滝川クリステル側は「突き放すようなコメント」を… 小泉進次郎氏が総裁選で苦戦する理由 「後見人・菅前首相の健康問題も」

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「想定問答集を数週間かけて作った」

 実際、小泉陣営の議員はこう明かす。

「例えば、議員ごとに安全保障ならこの人、などと担当を分けて政策を練り、会見のための想定問答集を作っています。議員とスタッフが協力して、数週間かけて作りました」

 そうして出来上がった進次郎氏の政策は、

「リベラルや保守といった思想面より、課題を解決する、という実務的な色が強い内容になっています」

 と、新田氏は言う。

「例えば、“日本の経済を何とかしてほしい”といった具体的な声を受け、その課題を解決する方向を打ち出している。また、選択的夫婦別姓などは自民党の保守層は反対かもしれませんが、世論調査では6~7割の人が賛成している。そういう世間の流れを意識しているように思いました」

 政策面でもPR会社に求められる仕事はあり、

「議員や官僚が草案を作ると政治的、役人的な硬い文章になってしまう。その言葉を柔らかくしたり、キャッチーなフレーズを織り込んだり、と“お化粧”を施して整えるのがPR担当の仕事です」(同)

視察先選びにじむ“戦略”

 進次郎氏の視察先にも“戦略”がにじむ。

「(神奈川の進学校の)聖光学院の野球部を訪ねたのは、野球好きで若い人とも触れ合うというイメージを作る狙いがあったのでしょう。また、その前には介護施設に行っている。若者を意識する一方で旧来の自民党支持者である高齢の方にもアピールしているわけです。そういったことがよく計算されている」(新田氏)

 ちなみに進次郎氏の周辺に「PR関連人脈」がチラつくのは、今に始まった話ではないという。

「以前彼の公設秘書を務めていた女性はアメリカのPR会社での勤務経験があるPRのプロでした。その後、2017年に進次郎氏の秘書になった干場香名女(ほしばかなめ)氏も元々三菱商事にいて、出向先のケンタッキー・フライドチキンでマーケティングの仕事をしていた、業界では有名な人です」(同)

 政治部記者によると、

「その後公設第一秘書になった干場氏が今では事務所の中心人物ですが、今回の総裁選は進次郎氏を支援する議員やPR会社が中心になって戦略を立てているようです」

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