「一生懸命説明しても、何も理解してもらえない」 小泉進次郎氏の決定的な“理解力不足”…共に仕事をした人物が証言
改革を強調
そして迎えた6日の出馬会見も「みどり荘」で行われた。会見取材は事前申請制で、130近い席はほぼ満席。30台以上のカメラがフラッシュをたく中、さっそうと登場した進次郎氏の首元にはブルーのネクタイ。また、やはり爽やかな青色で彩られた背後のパネルには白い文字で〈決着 新時代の扉をあける〉とあった。
「事前申請するとメールでQRコードが配布され、それぞれ番号の付いた座席が割り振られます。しかし会見当日、QRコードの読み取り機が機能せず、QRコードを見せるだけで会場に入れるようになっていました」(政治部記者)
スタートは午前11時。時折、手元にある原稿に目をやりながらもよどみなく進むスピーチの中で、進次郎氏は「改革」という言葉を連呼。首相に就任したあかつきには「早期に衆院を解散し、国民の信を問う」とした上で、憲法改正など、これまで議論が続いてきた問題を「決着」させる、と意気込んだのだった。さらに、解雇規制の緩和、選択的夫婦別姓制度の導入法案提出、「ライドシェア」の完全解禁などを「1年で実施する」と断言するなど、まさに「改革」の大盤振る舞い。その一方、「政治資金パーティー裏金問題」に関係した議員の党公認については「新執行部で厳正に判断する」とした。
フリー記者による「不規則質問」
熱のこもったスピーチは30分で終了。続いて行われた質疑応答では、
「最初、NHKや朝日新聞の記者など、進次郎氏側が名前を知っているらしい大手メディアの記者ばかりが指名されたので、“顔見知りばかり当てるな”と怒る声も上がっていました」(同)
すでにネットなどで話題になっている“不規則質問”が飛び出したのはその後のことだった。フリー記者の田中龍作氏から、
「首相になってG7に出席されたら『知的レベルの低さ』で恥をかくのではないかと、皆さん心配しております」
などと指摘され、
「私に足らないところがあるのは事実だと思います。そして完璧ではないことも事実です。しかしその足りないところを補ってくれるチーム、最高のチームを作ります」
進次郎氏はそう返したのだった。
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