松本若菜「西園寺さん」が最終回目前に絶好調の理由 テレビマンが驚いた“大物”続々出演の経済事情

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高畑淳子登場のワケ

「西園寺さんとの別居を受け入れた楠見くんが、娘のルカのためベビーシッターを探して4人と面接をしたのですが、まず登場したのがMAXのNANA(48)で『子供が好きで、近所の子供たちからは“駒込の歌のお姉さん”と呼ばれています!』と自己紹介。続いて現れたのがお笑いコンビ・NON STYLEの石田明(44)で、認定ベビーシッターはじめ調理師免許、ハウスクリーニングアドバイザー、整理収納アドバイザー、温泉健康指導士など、数々の資格をもっていることをアピールしていました。石田は第5話にも出演しましたが、『NHK紅白歌合戦』出場歌手と『M-1グランプリ2008』チャンピオンのゲスト出演にもかかわらず、出演時間はたったの24秒と17秒でした。3人目が西園寺の親友役で出演中の野呂佳代(40)で、こちらもたったの38秒。そして4人目、ラスボスとして登場したのが高畑淳子(69)でした」

 高畑といえば、今期は「新宿野戦病院」(フジ)に経理担当の白木さんとして出演していた。

「まさかのダブルキャストです。SNSでは《 白木じゃん! 前職病院の経理というのかと思ったよ笑笑》《白木さん新宿の病院からやって来た?》などと盛り上がっていました。テキパキとしていてズケズケと発言する白木さんとは違い、彼女の前職は恐山で2年間、イタコの修行をしていたという、やけに暗いしゃべり方の女性を演じ分けていたのはさすがでした」

 なぜ突然、彼女が出演したのだろう?

「もちろん、最終回に向けた伏線はあるのでしょうが、テレビマンとしての見立ては予算が余ったから。いわば最終回前のバーゲンセールです」

 年度末の道路工事じゃあるまいし。

「同じことがドラマの世界でもあるんですよ。制作費を使い切らないと、次期予算に響くんです。『この金額で大丈夫ですね』と、予算を下げられてしまうんです。高畑の役どころは、蒸発した西園寺さんの母親役だと思いますが、何も他局に出演中の彼女じゃなくてもいい。話題づくりにMAXのNANAや高畑を出せたのは、予算が余ったからだと思います」

 次はいよいよ最終回だ。はたして、西園寺さんと楠見君はどうなるのか、飛び道具は他にも用意されているのだろうか。

デイリー新潮編集部

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