なぜ世間は秋篠宮家をバッシングせずにはいられないのか 秋篠宮さまと親交の深いジャーナリストが近況をレポート

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 秋篠宮家の長男・悠仁さまは9月6日、18歳の成年を迎えられる。大学進学を控え、成年式は来春以降に行われる見通しだ。長女・眞子さんの結婚では批判も受けたご一家。その近況を、秋篠宮さまと30年以上の親交があるジャーナリストの江森敬治氏がレポートする。

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「よおく、考えてみましょうね」

 現在、筑波大附属高校の3年生である悠仁さまに、私はこれまで2度、会ったことがある。場所はいずれも東京・元赤坂の秋篠宮邸だった。

 最初はお茶の水女子大附属幼稚園時代。私が秋篠宮さまと応接室で話している途中、紀子さまが悠仁さまを連れて部屋に入って来た。見慣れない顔の大人を見て照れてしまったのか、悠仁さまは椅子やテーブルの脇をすり抜けて部屋中を駆け回り、少しもじっとしてはいられなかった。それでも父親は、走り回る息子を目で追うだけで止めはしなかった。目元は終始緩みっ放し、我が子を慈しむ時の表情とはこういうものかと妙に納得した。

 溢れ出す元気にとうとう紀子さまも見かねてしまい、悠仁さまを抱きとめて制止し諭したのが、冒頭の言葉である。だが悠仁さまもさるもの、母親の手をすり抜けて再び部屋の中を走り出したのだった。

2人の姉の面倒見の良さ

 2度目は2015年の暮れ、悠仁さまが9歳の時だった。佳子さまの誕生日祝いの記帳をするため、私は12月29日の午後、秋篠宮邸を訪れた。すると玄関前で小さい子の声がした。こうした場になぜ子どもがいるのだろうと不思議に思い、近付いてよく見ると、声の主は悠仁さまだった。その後ろには、姉の眞子さんと佳子さま。玄関前の車寄せは舗装されており、3人でローラースケートを楽しんでいたのだ。サイクリングで用いるような頑丈なヘルメットを被り、キャッキャッと大きな声で姉たちと戯れる姿は、まさしく普通の小学生の男の子であった。

 と同時に、当時24歳と21歳だった二人の姉の、一回り以上年の離れた弟への面倒見の良さにも感心した。偶然とはいえ私は、三きょうだいの「関係性」を目の当たりにすることができたのである。

「令和」の代替わりから間もない19年8月、秋篠宮さまと紀子さまは悠仁さまを連れ、私的旅行でブータンを訪れた。その年の11月、54歳の誕生日を迎える前の記者会見で秋篠宮さまは、長男の教育方針などについて次のように語っていた。

〈日本の国内、いろいろな場所を訪ねてほしいと思っています。これは、日本も地域地域でやっぱりそれぞれの興味深い文化があります。それから、その文化の背景になる自然環境もあります。そういうものを知っておくということは、将来的にも非常に有意義なことだと思います〉

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