未だ負け越しは無し…元アイドルのMリーガー「中田花奈」が「バフェット流」で注目する投資先とは

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第1回【「資産の半分は投資に」元乃木坂46のプロ雀士「中田花奈」が明かす意外な「ポートフォリオの全貌」】からの続き

 プロ雀士、麻雀カフェ経営者、元アイドルという3つの顔を持つ中田花奈氏(30)が、これまで一貫して取り組んできたのが「投資」だ。第1回では、「短期取引でコツコツ稼ぎ、その利益を積み立てに」という基本スタイルについて紹介した。第2回では、近年取り入れているという「バフェット流」の投資術に加え、アイドル時代と比較した現在の生活ぶりなどについて明かしてもらった。(中田花奈/プロ雀士、タレント、経営者)

(全2回の第2回)

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「バフェット流」の長期保有

 普段はデイトレードで毎日小さな利益をコツコツと上げ、その利益分で投資信託を積み立てるというのが私の投資の基本スタイルです。

 一方、2020年に書籍の企画で「バフェットの投資術」を勉強したのを機に、近年は長期保有する国内の個別株が増えてきています。

 バフェットといえば、企業の財務情報や社会の潮流を見極めたうえで中長期的な投資を行うことで知られていますが、この考え方に倣い、独自の強みを持つ企業を長期目線で探すようになりました。

 いわゆる人気銘柄だけでなく、自分が興味を持った業界の優良企業をひたすら調べてみたり、あるいはロケでお世話になった企業の財務諸表を見てみたりしながら、“知る人ぞ知る投資先”をいつも探しています。特に、バフェットが謳う「永続的競争優位性」を意識して、知名度はそこまでなくとも、創業から長く続いているようなBtoB企業を見つけると、「こんな企業があったんだ!」と、“掘り出し物”を見つけたかのように嬉しくなります。

 こうして色々な企業を探すようになると、知らぬ間に経済の勉強ができていることにも気づきます。仕事で企業の方とお話をする際、“共通言語”で会話ができることが増えたように思うんです。「ROE」「キャッシュフロー」とか、あるいは「ESG投資」とか、投資をやっていなければよく知らないままだった言葉ばかり。「自己投資」という意味でのリターンも、決して小さくはなかったなと思っています。

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