「わが家は狙われていたのかも…」ホストに狂った愛娘の“1800万円”を肩代わりした母の悲痛

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再び姿を消した彩菜さん

 ところが、彩菜さんが実家で大人しくしていたのは一週間ほど。すぐに姿を消し、再び音信不通になってしまった。

「ハルトに完全に洗脳されてしまった…と、もう放っておくしかありませんでした。そもそも彩菜にお金はなかったはず。仕送りも微々たるものでしたし、どうやって工面したのか。本人は言いませんけれど、きっと身体を売る仕事をしていたんだと思います。そのことを考えると、胸がすごく苦しくなります……」

 LINEを送っても“既読スルー”される日々が3カ月ほど続いた。だがある日、大問題が発覚する。家出した彩菜さんが、自宅にあった現金や預金通帳、あわせて600万円を持ち出していたことに気づいたのだ。

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【後編】では、佳代さん彩菜さん母娘が直面した、ホストのハルトとの関係をめぐる予想外の展開について詳しく紹介している。

酒井あゆみ(さかい・あゆみ)
福島県生まれ。上京後、18歳で夜職を始め、様々な業種を経験。23歳で引退し、作家に。近著に『東京女子サバイバル・ライフ 大不況を生き延びる女たち』(コスミック出版)。主な著作に『売る男、買う女』(新潮社)など。X @sakai _ayumi333

デイリー新潮編集部

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