「好きなだけ食べて、お酒も飲むのに5キロ減少」 有名女医が実践する、続けられる「キャベツ健康法」

ドクター新潮 ライフ

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 ひょんなきっかけでキャベツ食を始めたところ体重減少とともに体調の改善を身をもって体験したのが『病気にならないキャベツ健康レシピ』(宝島社)の著者である石原新菜医師だ。普通の野菜に見えて実はスゴいキャベツ。その効能を引き出す食べ方を伝授する。【石原新菜/イシハラクリニック副院長】

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 ご存じの方もいるでしょうが、私は父(石原結實〈ゆうみ〉医師)と共に、都内でクリニックを運営しています。漢方処方や食事療法を中心とした内科診療を掲げていることもあり、自分自身も普段の食事には気を使っているつもりでした。そんな私が、キャベツの“能力”を改めて認識するようになったのは2015年の秋ごろのことです。

 当時、私は30代半ば。診療を続けながらも出産・育児に追われ、そこにテレビ出演などが重なって体重計に乗るのも忘れてしまう毎日でした。それでも、朝がニンジンジュース、昼はショウガ紅茶と黒糖をつまむぐらいで済ませ、夜は玄米ご飯とおかず(焼き魚や刺し身など)、みそ汁、納豆といった食事のパターンでした。

 一見、健康的ですが、その実、好きなものは食べたいだけ食べて、お酒もしっかり飲んでいた。ストレスもあったのかもしれませんが、急に体重が5キロぐらい増えたのです。これはどうにかしなくてはと思っていたところ、目についたのが冷蔵庫にあったキャベツでした。それこそ何の変哲もない野菜です。私がやったのは、玄米ご飯をキャベツに置き換えること。「ご飯とおかず」だったのを「キャベツとおかず」にしてみたのです。

食べたいだけ食べて、お酒も飲んだのに体重減少

 生のキャベツを食べておなかをある程度満たしてから、おかずに移るという食べ方で、「置き換えダイエット」の一種です。

 ご飯の代わりにキャベツを選んだのは、食べ応えがあったから。ご存じのようにキャベツはパリパリ、シャキシャキしていて、よくかまなくてはなりません。それをやっているうちに満腹中枢を刺激してくれるのですが、一方で食物繊維の一種であるセルロースが多く含まれていて、かつカロリーも低い。それもあって、キャベツ食を始めると目に見えて便通が良くなり、匂いも少なくなった。また、カリウムが含まれているのでおしっこの出もよくなり、むくみが取れるように。結果、4カ月ほどで5キロ減。元の体重に戻すことができました。

 驚いたのは、おかずを食べたいだけ食べて、しかもお酒も普通に飲んでいたのに、体重が減ったことです。ここから、私の「キャベツ愛」が始まるのですが、調べてみると、その効能には改めて感心することだらけ。気が付いたらキャベツに関する本を出していました。

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