「いまのJ担記者にうまみは全くありません」 “旧ジャニーズ事務所”と“担当記者”の関係は「衝撃の会見」から1年でどう変わったか

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最も大きな変化とは……

 そして、J担の記者たちにとって、最も大きな変化があったというのが……。

「以前は、事務所に頼めば嵐以外は1公演4枚まで所属グループのコンサートチケットを定価で斡旋してもらえました。しかし、1月にある民放キー局の情報番組デスクが、ファクスでチケットを受注していたことをすっぱ抜かれたことがきっかけで、これがなくなりました」(先の記者)

 コンサートなど公演取材の前に、ジャニー氏やグループのメンバーの囲み取材を行う際、豪華な食事が出て、会場のVIPラウンジのような場所で公演を観覧できたが、それもなしに。囲み取材がない代わりに、公演終了後、メンバーたちが報道関係者を「お見送りする」ようになったという。

「よほど、旧ジャニーズタレントのファンという記者以外にはJ担のうまみはまったくありません」(先の記者)

 それでも、担当記者を置き、タレントたちの活動を伝える記事を書き続ける最大の理由がある。

「“ジャニヲタ”と言われる旧ジャニーズの熱烈なファンたちは関連グッズを熱心に収集しています。いまだに推しのグループのCDだけでなく記事が載っている雑誌やスポーツ紙などを買って収集する熱心なファンも。だから大きく扱えば、確実に売れるのです。人気グループが載った紙面はメルカリなどで転売されることもあるほど。扱いが以前と変わらないのは、こうした理由からなのです」(同前)

デイリー新潮編集部

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