ポスト「あのちゃん」とテレビ界が注目する「現役女子高生」 「さんま御殿」でブレイク「出川」も感服した16歳の圧倒的トーク力

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 9月3日放送の「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ)のテーマは“世代間ギャップに悩んでいる有名人”で、来年70歳を迎える明石家さんまを筆頭に、様々な年代の芸能人が登場した。中でも目を引いたのが、唯一の10代、現役高校生の“ひまひま”(16)だ。

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 この日のゲストは、出川哲朗(60)、LUNA SEAのSUGIZO(55)、フリーアナの望月理恵(52)、佐藤仁美(44)、風間俊介(41)、ウエンツ瑛士(38)、村重杏奈(26)、山之内すず(22)……といった面々だった。民放プロデューサーは言う。

「ひまひまさんが『さんま御殿』に登場したのは、昨年末に続いてこれが2度目。トーク界の“東大理III”と言われるこの番組で、彼女はまだ16歳ながらさんまさんと渡り合い、出川さん、風間さん、村重さんなど、すでにトークで地位を確立させている猛者たちに交じって、しかも彼らのトークに割って入っていけるのは相当なものでした」

 例えば、LINEで絵文字をどの程度使えばいいのかわからないという悩みに対しては、

ひまひま:“ザ・おじさん構文”というか……。ハート(の色)が赤だと愛を伝えられてる感が強すぎて、引いちゃうんですよ。紫とかのほうがいい。

――薄紫のスーツで現れ、おじさん扱いされて不満顔の風間に対しては、

ひまひま:入りの時とか、もうちょっとカラフルな服を着て!

風間:楽屋でご挨拶したときに、下から上まで1回見たなと思ったんですよ。あれ何? 「色足んねーな」と思ったの?

ひまひま:正直、「一色かあ」と思って。

――その風間、片腕を突き上げたポーズは、自分の世代では「北斗の拳」のラオウだが、若い世代は「ONE PIECE」のアラバスタ編のほうがわかりやすいと世代間ギャップを訴えると。

ひまひま:まずアニメで例えないでほしいなって思う。

「さんま御殿」の高等戦術

「ピシャリと決めていました。ポスト“あのちゃん”と言っていいでしょう。文字にするとキツく感じるかもしれませんが、フワちゃんのようなタメ口というわけでもありません。それでも物怖じしない16歳、Z世代の話に、さんまさんも出川さんも感心しきり。おかげで望月アナや山之内さん、佐藤仁美さんまでほとんど喋らせてもらえなかったほど」

 よく探してきたものだ。

「『さんま御殿』の高等戦術は、顔も名前も視聴者にあまり知られていない若手の女子を入れるというのがあります。画面や発言にパンチがあると、『あれ誰?』と気になって、名前のテロップが出るまでずっと見続けてくれるので、視聴率が上がるという仕組みです」

「ひまひま」をネットで検索してみたが、まだWikipediaにも項目はないようだ。何者なのだろう。

「彼女はもともとYouTuberです。自身のYouTubeチャンネルを開設したのは小学3年生の時といいますから、結構なベテランです。もちろん、家族の協力があって動画を作っているのですが、自身の日常などを題材にした動画に始まり、モチモチした食感で人気のオモチャ“スクイーズ”の動画などで人気となりました。中学生になってからはメークなど女子がハマっているものを紹介したり、試験前の勉強シーンなども配信したりしていました」

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