「アンジャッシュ渡部」が地上波復活のために必要なものは? 逆転の道は「鼻につくほど嫌味なコメント」の連発
悪いイメージを逆手
そこで有効だと思われるのは、イメージが悪くなったことを潔く受け入れて、自らそちらに舵を切ることだ。もともと渡部の食レポは「嫌味なほどそつのないコメント」で知られていた。「嫌味なほど」という鼻につく部分はもともと存在していたのだから、今後はそれを認めて、そこを強調していけばいい。
テレビなどのメディアの世界では、印象に残らないのが一番良くない。「いけすかなさ」も、それはそれで一つのキャラとなる。テレビに出ているのが無難なことを言う善人ばかりではつまらない。とんでもなく嫌味なやつがいてもいい。そこに今後の渡部の生きる道があるのではないか。
普段素行の悪い不良が子犬を助ける方が、優等生が助けるよりもはるかにイメージが良い。悪いイメージは定着した後で逆手に取ることもできる。その意味でも渡部に逆転の道は確実にある。おとなしく無難にやるというよりも、いったん開き直って攻めに転じればいい。
もともとタレントとしての能力は非凡なものがあるからこそ、事件前にはあれだけ活躍していたのだ。今後はその才能を開花させるための新しい土壌を開拓していってほしい。
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