「老化を隠さず、堂々と胸を張って老人を主張する」 横尾忠則が考える「若い情熱が湧いてくる生き方」とは

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 70歳の時、顔面神経麻痺になりました。飲み物を口にすると、なんとなく口の端から流れ落ちるような感覚があって、まあ、老化の一種ぐらいに軽く考えていたのですが、鏡を見るとなんとなく口の一方が吊り上っているような気がするので、病院に行くと、すぐ「顔面神経麻痺です」と言われ、即入院することになってしまいました。

 しかし、これが「何から来ているかわからない」ということで、例えば脳から来る場合などがあるので精密検査をしましょうと、東大病院を訪ねることになったのです。...

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