「森保監督を喜ばせたのはゴールを決めた面々ではありません」 サッカーW杯アジア最終予選「イチバンの収穫」とは

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「彼がレギュラーに定着すれば、今後10年は安泰」

 この度はA代表に初選出。試合後半26分にはピッチに立った。既に趨勢は決しており、経験を積ませるための起用と思われる。得点は挙げていないが、

「身長192センチの恵まれた体格ながらスピードが持ち味。パスは正確で、1対1も強く、ラインの上げ下げも巧み、と申し分ない」

 彼は、DFの中でもセンターバック(CB)が本職だというのだが、

「今の日本はCBが手薄なんです。頼れるのはボランチもできる板倉くらいで、冨安や伊藤洋は故障がち。谷口はもう33歳だし、町田は足元が不安。しかも、いま森保監督は、CBの枚数を増やすフォーメーションを試みているので、高井にとっては大きなチャンス。日本にとっても、若い彼がレギュラーに定着すれば、今後10年は安泰です」

週刊新潮 2024年9月19日号掲載

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