目当ては「岡本」「大勢」それとも…巨人戦にメジャースカウトが集結 最大の狙いは「NPBで覚醒した選手」

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注目選手はDeNAにも

「DeNAのほうを見に来たのかもしれません。J.B.ウェンデルケン(31)は魅力的だと思います。昨季、61試合に投げ、防御率は1点でした。今季は出遅れたものの、防御率1点台をキープしています。タフネスなリリーフ投手は重宝されます」(前出・同)

 タフネスリリーバーという意味では、巨人のバルドナードも高評価されているはずだ。パナマ代表で前回のWBC大会にも出場しているが、それはメジャーリーグに自身を売り込むためでもあった。巨人での居心地の良さも感じているそうだが、メジャー契約をちらつかされたら、どうなるか分からない。

 また、DeNAのタイラー・オースティン(33)は、今季が3年契約の最終年だ。その契約が交わされた21年オフ、「4年目の選択権は球団側にあるようだ」と伝えられたが、真相は不明だ。今季は4番も任され、ヤクルト・村上宗隆、巨人・岡本ともホームラン王のタイトルを争っているだけに昇給は必至。ここに「来季34歳」という年齢と怪我の多さが重なってくる。新しい年俸額を巡って、DeNAが即決できない可能性も高い。

 過去に巨人で覚醒した外国人選手といえば、マイルズ・マイコラス(36=カージナルス)が思い出される。メジャーリーグに復帰した18年にいきなりリーグ最多勝のタイトルを獲得し、元阪神のロベルト・スアレス(33)もパドレスで現在も活躍中だ。巨人の優良外国人選手たちがメジャースカウトの標的にされているとしたら、阿部慎之助監督(45)も気が気ではないだろう。巨人フロントは早々に延長契約を結ぶべきだ。

デイリー新潮編集部

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