バーレーン戦の圧勝で世界に示した日本代表の“実力” 4連勝に現実味…早ければ年内に予選突破の可能性も

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突出している日本の実力

 サウジアラビアには突出した“個の力”で突破する選手が見当たらないし、オーストラリアも平均的な選手が多く、ただボールをつないでサイドに展開してからクロスというワンパターンの攻撃。2試合を終えて得点ゼロとゴール欠乏症にあえいでいる。

 10月と11月はそれぞれ2試合が予定されているが、いまの日本の実力からすれば4連勝も不可能ではない。

 9月の2試合と合わせて勝点は18まで延びる。前回カタールW杯は序盤に2敗したものの、その後は6連勝で勝点を21まで伸ばし最終予選を突破した。

 今回は2位まで本大会に進出できるので、年内か来年早々にも予選突破が決まるかもしれない。それだけ日本の実力は突出していると言っていい。

六川亨(ろくかわ・とおる)
1957年、東京都生まれ。法政大学卒。「サッカーダイジェスト」の記者・編集長としてW杯、EURO、南米選手権などを取材。その後「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。

デイリー新潮編集部

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