「自社だけの手柄のような書き方は傲慢」 「自民裏金で新聞協会賞」朝日新聞の“自画自賛記事”にOBもため息
新聞記者なら一度は取ってみたいのが日本新聞協会の新聞協会賞(ニュース部門)だろう。2024年度の受賞は2件で、トップに記されたのが、朝日新聞の報じた〈自民党派閥の裏金問題をめぐる一連のスクープと関連報道〉だ。授賞理由として挙げたのが、安倍派による議員への裏金還流をスクープしたこと、他派閥も同様の裏金を作っていた事実を多角的に掘り下げた点が、派閥解体や政治資金規正法の改正など政治の流れに大きな影響を及ぼしたこと、である。
【実際の紙面】まるで「朝日だけの手柄」みたい…傲慢すぎる“自画自賛記事”を見る
日本新聞協会に聞くと、
「新聞協会賞の審査は協会に加盟する新聞、通信、テレビが報じたものを、各社が7月1日までに申請するところから始まります。今年度の審査対象は23社29件。専門審査委員会、選考分科会と絞られ、最後に選考委員会で決定となる。選考メンバーに報道の当事者となる会社は入れません」(広報担当者)
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