「40歳50歳になってもずうっと今のままでいたい」 急逝した「元小結・千代天山」愛する妻子と過ごした“相撲だけではなかった”人生
千代天山は大相撲史上初の栄えある記録を持つ。1999年初場所で新入幕すると3場所連続で三賞を受賞したのである。敢闘賞を2場所続けて獲得、さらに若乃花から金星を挙げての殊勲賞と、堂々たるものだ。
東京相撲記者クラブ会友の大見信昭さんは振り返る。
「体がしなやかで、流れの中で勝機を見つけていくタイプでした。圧倒的な強さやハングリー精神を感じさせないのですが、史上初の記録を残す実力を秘めていた。色白で端正な顔で女性からの人気も高かった」...