「二階俊博元幹事長」ドクターストップでも訪中せざるを得なかった背景とは

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問題が山積みの日中関係

 自民党の二階俊博元幹事長が会長を務める超党派による日中友好議員連盟のメンバーが先月末、中国を訪問した。滞在中、王毅外相らと会談したが、習近平国家主席との会談は実現しなかった。二階氏は次期衆院選には出馬せず、三男が地盤を受け継ぐことになっている。また、5月には緊急入院説が流れるなど、体調不安がささやかれる中で、なぜ訪中したのか。その狙い、背景についてお伝えする。

「日中両国間では、懸案が山積みです。東電福島第一原発にたまる処理水の放出について中国が日本産水産物の輸入停止を続けていることに加え、短期滞在ビザの免除措置が日本人に対して再開されておらず、スパイ容疑で日本人の拘束が続いているといった問題です」
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