「小泉さんは華やかでイケメン」だけど「討論テーマはくじで決めればいい」…総裁選出馬表明の「小泉進次郎」に「石破茂」からの意外すぎる“宣戦布告”

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「強靭な胃袋と強靭な神経がないと」

 進次郎氏が不安視されているのは政策面だとされる。これまで党三役や官邸の要職を務めたことがなく、いわゆる族議員のような特定の分野の政策に精通してきた、ということもない。また、環境大臣時代の「セクシー」発言を引き合いに出すまでもなく、アドリブでの答弁能力も不安要素の一つだ。

 一方の石破氏は防衛をはじめとして政策通で知られる。これまで幹事長や防衛大臣、農水大臣、地方創生担当大臣と、党の要職と複数の大臣職を経験しているという点で経験値では進次郎氏を上回る。

 さらに、石破氏は常日頃から“本の虫”でもある。夜の会合が2件、3件と続く「2階建て」「3階建て」も当たり前の政治の世界において、石破氏はこれまで夜の宴席よりも「勉強」を優先し、政治家同士の会合に積極的ではないとされてきた。

 いわば、「くじ引き討論会」の提案は、いかにこれまで自分が勉強をしてきたか、という自信の表れでもある。だが、石破氏の「勉強熱心」な姿勢が弱点にもなっていたと、篠原氏はこの時に指摘している。

篠原「石破さんは前から評価が高い一方 、永田町の人たちとの付き合いが薄い。人間関係を作っていないんじゃないか、と。最近は会食も増えていると聞いています。2階建て、3階建て、やっているんですか?」

石破「なかなか3階建てはきついですね。強靭な胃袋と強靭な神経がないとできないですね」

石破「私、能力がないので、国会答弁でも徹底的に調べるんですね。相手がこういう議論を仕掛けてきたら、どう答えるのか、と。大学の試験でもそうですよね。勉強すればするほど、自分はこんなに知らないのか、ということがわかる。どうも、(人付き合いよりも)そういう方にウエイトをかけているところはあります」

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