AYAさんが「クロスフィット以外の価値観はまるで合わない」お相手を選んだワケ

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 フィットネスプロデューサーのAYAさん(39)とクロスフィットアスリート兼トレーナーの真伍さん(37)が7月7日に入籍した。

 互いに良くないイメージを抱いた時期もあったが、いやいや、距離はちょっとだけ残っていたりで……。

優しさに打たれた最初の出会い

 最初の出会いは2012年。真伍さんがフィットネスプログラムの一つ「クロスフィット」を米国で学び、帰国した直後に立ち寄った都内のジムにAYAさんがいた。喉の渇きを覚えた真伍さんに彼女が水を差し出す。優しさに打たれた真伍さんは微苦笑。「AYAは全く記憶にないそうで」。

 その後、真伍さんは香港でコーチを務め、一方のAYAさんは仕事でテレビに多数出演し、自身もモデルでありながら、モデルに人気のトレーナーとして知られるようになっていた。真伍さんはAYAさんの出演番組を見たことがあり、AYAさんもこの頃には真伍さんを日本で1位の強豪選手として認識していた。

再会した印象は「高飛車な人」

 19年4月、タイのサムイ島で世界中のクロスフィット競技者が集まる「アスリートサミット」が開かれた。真伍さんや女子で日本一の選手も参加。AYAさんは当時の契約先を通じて参加の打診を受けたが、「ゴリゴリのアスリートの中に行きたくないとゴネました」。真伍さんや女子1位の選手を「“強いから偉い”と思っているんじゃないか」と訝っていたからだ。

 結局参加を決めたAYAさんは、真伍さんに「初めまして」とあいさつ。かつての出会いを覚えていた真伍さんとしては、この言葉に「テレビに出ているし、高飛車な人なのかな」と印象を損ねたそうである。

 だが、そんな二人がトレーニングの写真を撮る際の男女ペアになった。倒立しての腕立て伏せなどで呼吸を合わせるため言葉を交わすと、「寡黙なのかと思ったら、よく喋る。性格も芸人みたいで」(AYAさん)。「ちゃんと僕の言うことを聞いてくれる。全然高飛車じゃない」(真伍さん)。共に印象は好転。クロスフィットに対する真摯な姿勢は同じですっかり打ち解けた。AYAさんはやがて、女子1位の選手ともトレーニングする仲になった。

 20年2月にはチーム戦がある米マイアミでの大会に同チームで参加することに。AYAさんは、しばしモデルの仕事を入れないほど体づくりに打ち込んだ。大阪が拠点だった真伍さんと会う機会も増え、互いを深く知るようになる。

 大会を経て真伍さんがAYAさんのジムで器械体操系トレーニングを強化するため月に2回上京することになると、しばしば一緒に食事をし、距離も縮まって自然と交際が始まった。

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