悠仁さま“東大進学”は「推薦」でも「一般入試」でも禍根を残しかねない…上皇さまが錚々たる家庭教師から学ばれた“本物の教養”

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推薦入試説の根拠

 デイリー新潮は2021年の12月に「悠仁さまの進学先は筑波大学附属か東京農業大学第一か やはり最後に浮上する眞子さんと同じ問題」との記事を配信した。改めて読み返してみると、今と変わらぬ議論が行われていたことが分かる。

 この記事の中で、週刊新潮が2019年3月28日号に掲載した「成績は中ぐらいでも『紀子さま』の悲願!『悠仁さま』東大計画で支度が始まった『高下駄』」の記事を紹介している。その興味深い内容をご紹介しよう。

 文中では「悠仁さまが推薦入試で東大に進まれる可能性」を、《さる皇室ジャーナリスト》が指摘している。ポイントをご紹介する。

▼仮に東大を一般入試で受けて失敗した場合、大きな挫折体験となってしまう。

▼合格しても、“将来の天皇陛下のため、少なくとも一般の受験生が1人は不合格になった”ことになる。悠仁さまのせいで、と受け止められる恐れがある。

 更に東大教授が匿名で取材に応じ、悠仁さまの入学は大歓迎と言い、《必要ならば高下駄でも何でもご用意して入学に備える》と明かしている。

 当時の担当記者は「小室夫妻の結婚など、国民は秋篠宮家を厳しい目で見ています。たとえ実力で高校受験と大学受験を乗り切られたとしても、特にネット上で何かと言われるのは間違いないでしょう」と指摘している。

入試より教養

 一般入試で合格となっても不合格であっても問題が指摘されるし、推薦入試は不透明な部分を懸念されているのはご承知の通りだ。記者のコメントにある通り、まさに現在のネット上では悠仁さまの東大進学を巡って様々な議論が起きている。反対の署名活動さえ行われたことは記憶に新しい。

 そもそも悠仁さまが東大に進まれる必要があるのだろうか。未来の天皇陛下には、大学入試に対応した勉学に励んでいただくより、もっと本質的な教養や帝王学を学んでいただきたい──こうした声は決して少なくない。

「確かに、厳しい入試を勝ち抜くという“試練”も大切かもしれません。しかし、ずっと学習院だったら、目先の成績にとらわれない、長期的な視野での教育を受けていただくことが可能になります。実際、上皇さまも天皇陛下も学習院の中等科と高等科に通われている間、著名な大学教授など錚々たるメンバーが家庭教師を担当されました。天皇陛下にふさわしい教養を身につけてもらうためです」(同・記者)

 この場合における「家庭教師」は、受験勉強という短期的な視野とは全く関係ない。

 例えば上皇さまの場合、学習院の中等部に通っていた際に、東大名誉教授で東洋史が専門の山本達郎(1910~2001)や、東京文理科大学名誉教授で漢字研究者として知られる諸橋轍次(1883~1982)が、家庭教師を務めた。

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