「女性へのマウント」でこそ目立てる篠田麻里子 AKB卒業以来は今ひとつぱっとしない理由とは

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かつてはこじはるにも「結婚マウント」 マリコ様が結婚後にぱっとしなかった理由

 篠田さんは前夫との結婚が決まった際に、同じ「神7」の一人である小嶋陽菜さんを招いたYouTubeで「陽菜はいつ結婚するの?」とぶっ込んだことがある。小嶋さんは戸惑っていたが、篠田さんは満足気な表情を見せていた。当時小嶋さんの交際相手として報じられていたのは、篠田さんの前夫と同じく経営者。人気も交際相手のステータスも同じ仲間への「結婚マウント」なのでは、と篠田さんの行動は批判された。

 さらに翌年には、ラッパーのPUNPEEさんと結婚報告した後輩の秋元才加さんにもウザがらみしてネットニュースに。秋元さんの結婚報告投稿に、「今日4月1日じゃないよね」と投稿してから祝福するという流れは、「面白い」というより「失礼」と感じる人も多かったよう。当時の秋元さんは女優としても頭角を現し始めており、連続ドラマ出演やハリウッドデビューも控えていた。一方の篠田さんは長女を出産したばかりで、女優業はおろかテレビ出演自体も少なかった頃である。後輩のお祝い事にかこつけての自己アピールかと、結婚後の篠田さんは「マウント」でしか話題にならなくなっていた。

 その篠田さんの「マウント」体質を、ハングリーさの表れだと褒める人も多い。でもハングリーには、2タイプあるのではないかと思う。他人との競争に勝ち続けようとする人と、自分の目標に向かってひたすら努力をしていく人である。篠田さんはおそらく前者であり、それは競争相手が常にいないと頑張れないということだ。

 だからAKB時代は、結果を出すことができたのだろう。競争相手は明確だし、数も限られている。自分の人気は投票という形で可視化され、「次は誰にマウントを取れたら勝ち」か、という目標も立てやすい。篠田さんがマウントを取るのは、自分と相手とどっちが「勝って」いるのか、すなわち「愛されているのか」の確認なのではないだろうか。

 けれども結婚後は、競争相手が多くなり過ぎた。ママタレ、女優、ブランドプロデューサー……。アイドル卒業後に篠田さんの参入した領域は、強敵だらけだ。古巣の数人の仲間にマウントを取ったところで、「勝った」達成感も、「愛されている」満足感も得られなかったことだろう。藤本美貴さんと大沢あかねさんという、ママタレ界の双璧とトークしている動画では、篠田さんは借りてきた猫のように大人しかった。産後うつになったことや、食事作りを頑張り過ぎてしまうといった育児の悩みを明かした篠田さんに、先輩ママの藤本さんらは優しく声をかけていた。でも篠田さんは、ママタレ界ではもう勝ち目がないことも悟ったのではないか。「さびしかった」「私は誰にも愛されないんだから」と涙声で訴える音声が流出したのは、その4カ月ほど後である。

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