なぜ「死後離婚」は急増したのか 「義父母だけじゃない」妻たちが断ち切りたい“もう一つの縁”

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「死後離婚」の件数が年々増えているという。申し立てるのは女性側が大半とされ、その背景を探ると、日本社会の“縮図”ともいえる「介護」や「引きこもり」「少子高齢化」といった問題が浮かび上がってきた――。

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 死後離婚とは、配偶者の死後に「姻族関係終了届」を自治体に届け出ることで、義父母らとの親族関係を法的に絶つことができる制度だ。法務省の戸籍統計によると「姻族関係終了」の届け出数は2014年度は2202件だったが、23年度には3159件にまで増加。...

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