「6月の英国ご訪問前からお疲れのご様子が」 雅子皇后の現在のご体調 当日になってもコンディションが見通せないままの “綱渡り”

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愛子さまご誕生以来初めて、お二人でのご静養

 天皇皇后両陛下は、8月21日から30日まで栃木県の那須御用邸で静養された。猛暑いまだやまぬ折、ご公務の合間を縫って休息なさるのも、また重要なお仕事であるのだが、懸念されるのは雅子皇后のご体調である。現に、今回のご静養でも「異変」が生じており……【前後編の前編】。

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 天皇家にとって、夏の那須ご静養は「恒例行事」でもある。お代替わりの後、両陛下が那須で休まれるのは2019年、そしてコロナ禍が落ち着いた昨年に続いて3回目である。

「いずれも8月下旬を中心としたスケジュールで、これまでは愛子さまもご一緒されていました。今回は勤務先の日本赤十字社のお仕事が多忙のため同行されず、両陛下にとっては、愛子さまご誕生以来初めて、お二人でのご静養となりました」(宮内庁担当記者)

 まさしく“夫婦水入らず”となられた格好で、

「到着された日の夕刻、敷地内を散策なさった両陛下は、報道陣に『久しぶりですね。こういうふうに二人でね』『自然を楽しむことができれば』などとお話しになっていました。6月には、エリザベス女王から招待を受けながらコロナ禍で延期になっていた念願の訪英を果たされ、また8月の最も重要なご公務である終戦記念日の全国戦没者追悼式も、無事に終えられました。今回のご静養は、秋以降に控えるご公務に向けてお体を休められる貴重な機会だといえます」(同)

“イレギュラー尽くし”

 そんな中で、ある「異変」が生じていた。

「例年、ご一家はJR東京駅から那須塩原駅まで特別編成の新幹線、いわゆる『お召列車』で移動され、ここから車で御用邸へと向かわれます。お帰りも同じルートをとられるのですが、今回は往復とも、お住まいの御所から御用邸まで、高速道路を経由し、お車のみで移動なさる行程となっているのです」(同)

 車によるご移動では、途中のご休憩を含めて片道の所要時間はおよそ3時間半。お召列車の場合は従来、両駅を1時間ほどで結んでおり、

「両陛下のご負担を考えれば列車の方がはるかに望ましく、また警備上の観点からも好都合です。那須塩原駅に到着された際には、お出迎えの市民らと駅頭で交流なさるのも恒例となっていますが、こちらも今回は行われませんでした」(同)

 というから“イレギュラー尽くし”と言わざるを得ない。

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