「ルビ廃止」と「漢字制限」が日本語の豊かさを奪った――人気評論家が告発する「国語改革の大愚策」

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「未曾有(みぞう)」を「みぞうゆう」、「云々(うんぬん)」を「でんでん」……政治家の言い間違いは枚挙にいとまがないが、なぜこのような「言語の貧困化」が進んでしまったのだろうか。

 新刊『教養としての上級語彙2 日本語を豊かにするための270語』が話題の評論家・宮崎哲弥氏は、敗戦後にアメリカの圧力の下で行われた稚拙な国語改革に原因があると指摘する。

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――どうして日本語の貧困化が進んでしまったのでしょうか?

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